異世界へ行きたい

光と闇の戦いではない世界設定について

向上心は、勝つためのものではありません。

 

今週のお題「やる気が出ない」

  

 人の強さは、他者に勝つためではなく、ただ自分が前向きになる為に必要なのです。

 あらゆる美徳は、全て強さを必要とします。それが、向上心です。

 

  向上心は、根性ではありません。

 向上心にとって、苦しみはごまかしです。

 苦しい思いをしてはいるけれど、向上心がまったく無いという状態があるのですから。

 

 一度、苦しみと向上心を切り離すことを、考えてみてください。

 

 

引きこもった人間の、引きこもった世界観。グルグル回って、出られない。

  (2022年1月20日に変更)

 

 僕の中では、どうしても、善と悪が戦ってくれない。

 

 「悪」は、「善」と仲が良い。

 僕は、心が醜く歪んだ時ほど、逆に自分のことを善人だと、正しいと、思うようにしないと、心を守れない。

 僕の中の悪意にとっては、善も正しさも麻酔と同じなので、それがないと、苦しくて苦しくて仕方ない。

 

 さらに、善意が平和を目指してくれない。

 

 「善」は、「戦い」と仲が良い。

 僕は、真心さえも競い合わせる。誰の善意がもっとも優れているか、つい比較をしてしまう。

 「正しさ」について考える場合でも、それは本来、公平さを重んじるべきものなのに、僕は、いかに相手を論破するかの方を重視してしまう。

 

 挙げ句、戦うほど、弱くなる。

 

 「戦い」は、「悪」と仲が良い。

 僕は、悪意を持つことで、強いフリ(ものの見方が他者とは違うとか、根性があるとかいうフリ)をしてしまう。

 一歩も前に進めない時には、他者を見下して、自分が前にいる気になろうとする。

 向上心とは、本来、美しいものであるはずなのに、僕は、向上心を持てば持つほど、醜くなる。

 

 そして、その醜い悪意は、やはり善と戦う気がない。 

 

 僕の心は、「対立」ではなく「循環」によって、バランスをとっているみたい。 

 しかしそれは、世の為人の為のバランスではなく、自分の心を護るためのバランス。

 まるで自己防衛の心の殻。